2014年12月1日月曜日

いつ買っても安い(エブリデー・ロープライス)のメリット

エブリデー・ロープライス(EDLP)。代表的にはウォルマートが知られていますが、正直、この意味がよくわかっていませんでした。いつも安いのは当たり前の話であって、いつも高い店に行きたい人はいないだろうと(笑 特に日本では、基本的に大なり小なりEDLPが採用されているようで、その実感がわかなかった次第です。



もちろん、以前書いたテキストでは、黒岩先生がEDLPとハイロー・プライシングを比較しながらそのメリットを説明しています。すなわち、いつ買っても同じ値段なので、顧客は安心して買うことができる。また、店舗側にとっても、マネジメントの安定化を図ることができる。確かにそうだと思います。

このことを特に実感したのは、トロントでちょっと生活してみた時でした。こちらの店舗は、たぶん、基本的にハイロー・プライシングです。もっというと、通常価格高すぎる(笑


ドラッグストアに例えば行くと、通常価格と、部分的にセール価格が並んでいます。写真だとみえにくいですが、通常価格で23ドルぐらいするものが、セールと称して16ドルぐらいになっています。これはまだ下げ幅が小さい方で、10ドルぐらいのものが3ドルとか、ざらにあります(探したら追記でアップします。)


さらによくわからないのは、フリーズ価格なるものもあって、ちょっとだけ値下げされて固定されていたりする。これ以上は下がらないから安心して買ってねということでしょうか。ちょうどこちらのCOLD-FX(風邪薬かと)は、定価51.99ドルが、セールで38.99ドルですね。このぐらい違うと定価では買いたくない。

どういうメカニズムになっているのかは定かではありませんが、おそらくメーカーからのリベートを原資にして、ときどき大きく値段を下げるわけです。これをするとどうなるかというと、顧客としては、高いときには買わなくなります。いつか分らないけれど、安くなった時を狙ってまとめ買いです。それ以外に買うのは、どうしてもやむを得ない時だけ。。。定期的なセールで半額以下になるのが分っているのに、定価で買うのはもったいない。

店舗側のメリットとしては、顧客の来店頻度を上げることができるのかもしれません。またロスリーダー的な役割も期待できる。メーカーとしても、ブランドスイッチの可能性を期待できる(とにかくそのときに安いものを買う、みたいな。あるいはその価格差を乗り越えるブランド価値を構築できれば、定価でも売れる、など)。

ただ、EDLPの方がいいのではないかと、一顧客としては思う次第です。