2017年11月28日火曜日

蔦屋家電

こんにちは!3年の神田です。
最近、蔦屋家電やビックロなど、いくつかのジャンルの商品をひとつの敷地で販売する形態が増えてきていますよね!そこで今回は蔦屋家電を例にとり、そのような形態をとるメリットを調べてみたいと思います。


20155月にオープンした蔦屋家電は、CDや本など従来のソフト面でなく、ハード面から生活提案をしたいと考えた社長が、構想に2年を費やし、「ライフスタイルを買う家電店」をコンセプトとして生まれました。
しかし現在の家電市場を見てみると、物量ではネットに圧倒的軍配が上がるため、家電店とはいっても量販店にはせず、「いかにリアル店舗の魅力を作っていくか」という点を重視しています。実際に大手家電量販店の20173月期決算では、売上高が現象している企業が多い一方、アマゾンの売上高は2015年の8759億円と比較して2016年には33%も増加しています。また、量販店3位のヨドバシカメラは自社のネット通販サイトの売上高が1000億円を超えるまでに成長しています。

量より質を重視するのであれば家電専門店でもいいのではないかとも思うのですが、家電だけでなく本や雑貨を一緒に販売することには大きなメリットがあります。それは、どこにもカテゴライズしづらいイノベーティブな商品の居場所ができるという点です。食・美容・健康・音楽というように大まかなフロア分けはされているものの、コーナー同士の境目がはっきりしていないシームレスな売り方をすることで、目当てを探しているうちに今まで見たことのないような商品に出会える工夫がされているのです。(例えば、CDからスマホに直接音楽を取り込める機器が、音楽コーナーとスマホコーナーの間に設置されているなど。)

このように、量販店でもなく、成長率が高くなってきているネット通販でもなく、あえてリアル店舗で質を重視した販売をすることで、従来の「買うものがすでに決まっている人」ではなく「新たなものへの出会いや、それを探し出すわくわく感」を求める人たちを取り込むことができるのです。

人口減少や少子高齢で家電業界全体での売り上げが伸び悩んでいますが、蔦屋家電は現在の世の中で競争に勝っていくためには、今までのようなシェア率や大量生産・豊富な品揃えではなく、消費者の細かいニーズに対応した厳選された商品や質なのだと感じたので、他の業界でも同じような切り込み方をしている企業がないか調べてみたいと思いました!